人体観測、はじめました
私は資格も医療知識もない35歳の女性です。
これまでの人生で、
猫背。
ぽっこりお腹。
太い前もも。
疲れやすさ。
そんなものを当たり前のように抱えて生きてきました。
BMIはそこまで高くないのに、体がだるくてすぐ疲れる。なぜか元気がない。
それが私の標準装備でした。
6年間の不妊治療を続ける中で、ふと考えるようになりました。
「私は、自分の体をちゃんと使えているのだろうか」
もちろん、不妊の原因が姿勢だとは思っていません。
でも、自分の体について知らないことが多すぎる気がしたのです。
そして思いました。
姿勢が良くなって困ることは、一つもない。
だったらやってみよう。
そうして35年越しの人体観測が始まりました。
整骨院でアドバイスを受けながら、
筋肉や骨格の仕組みを学び、
筋トレ、ヨガ、ピラティス、ジョギングを続けること9ヶ月。
最初は猫背を治したいだけでした。
ところが観察を続けるうちに、不思議なことが見えてきました。
足裏の崩れは膝のねじれにつながり、
膝のねじれは股関節の使い方につながり、
股関節は骨盤へ、
骨盤は肋骨へ、
肋骨は肩へ、
肩は首へ。
まるで一本の糸をたどっていくように、別々だと思っていた問題が次々とつながっていったのです。
私の不調は、バラバラの問題ではありませんでした。
ひとつの長い連鎖だったのです。
これは専門家による解説ではありません。
35年間、自分の体の取扱説明書を持たずに生きてきた一人の女性による観察記録です。
まだ完成していません。
むしろ謎は増えています。
右のお尻はなぜサボるのか。
左肋骨はなぜ飛び出したがるのか。
足裏を変えるとなぜ首まで変わるのか。
今の私は、その答えを探している途中です。
人間は説明書付きで生まれてこない。
だから私は35歳から、自分の説明書を書き始めました。

